もうすぐXmas!
子どもたちが一年でもっとも楽しみにしているクリスマスが近付いてきましたね。
そろそろサンタさんへのお願いを決めつつ、そして迷いつつある時期でしょうか^^
「サンタさんきてくれるかな~」「今年は○○をお願いするんだ!」と今からもうすでにウキウキしている子も多いと思います♪
そんなクリスマス前のこの時期、ムードを盛り上げるために、クリスマスツリーを毎年飾るというご家庭もあると思います。
しかし、クリスマスツリーって、セットで販売されているそのままで飾ったりしていませんか?
なんでモミの木に飾りつけするのか?
ツリーに飾るオーナメントの意味は?
ちょっと気になったので、いろいろと調べてみました!
クリスマスツリーって、なんでモミの木なの?
クリスマスツリーに用いられる木は、日本ではモミの木が多いようです。また、北海道では松の木が使われることも。
生木は年数が経つと腐ってしまうおそれもあるため、人工的なプラスチック製のもので、モミの木に似せたものを使っている場合も。我が家でもそうです。
お店などで売られているクリスマスツリーは緑のものが多いですが、近年、ホワイトベースのクリスマスツリーもありますね。
(ホワイトクリスマスを連想させるからだそうです!)
一方、海外では、モミの木・松の木をベースとして、他の針葉樹も使われているそうです。
サンタクロースの発祥の地(?)と言われているヨーロッパでは、伝統的にヨーロッパモミが使われてきました。最近では、ドイツトウヒやコーカサスモミなどが代用品として使われていることが多いそう。
モミの木やマツ、そしてドイツトウヒなどの常緑樹がツリーとして使われるのは、生命力の象徴と言われています。
常緑樹とは、秋にも落葉せず、一年中緑色をしている木のことです。
確かに、昔では冬を越すことは、生命にかかわることでもありましたもんね。
モミの木を飾ることで、『冬を乗り越えられますように』という願掛けの意味もあったのかも。
クリスマスツリーにモミの木が使われるのは、こういった理由があったのですね。
クリスマスツリーのオーナメントの意味は?
オーナメントとは、飾りや装飾、装飾品などの意味を持つ言葉です。
また、インテリア、置物なども「オーナメント」と呼ばれることもありますが、やはり広く浸透しているのは、『クリスマスツリーに飾るもの=オーナメント』ではないでしょうか?
クリスマスツリーには、いろいろなオーナメントを飾りますよね。
靴下やキャンディケイン、人形などなど、種類が豊富にあります。
では、なぜクリスマスツリーにはこういったさまざまなオーナメントを飾るのでしょうか?
一つずつ調べてみました!
星(ツリートップ)
ツリーの頂点に飾る大きな星は、キリスト生誕の地である地名にちなんで、「ベツレヘムの星」と呼ばれます。
東方の三博士(東方の三賢人)にイエス・キリストが誕生したことを知らせる目印のようなまばゆい星とされ、キリスト教徒ではとても大切にされている星です。
なお、ベツレヘムの星は本来ならば八芒星(八の角を持つ星型/オクタグラム)や六芒星(六の角を持つ星型/ヘキサグラム)とされていますが、日本では五芒星が多いようです。
イギリスなどでは「クリスマス・エンジェル」と言って、天使のオーナメントを飾る場合も。
靴下(クリスマスブーツ)
子どもたちが多分飾るときに一番力を入れるのがこの靴下(クリスマスブーツ)ではないでしょうか?
クリスマスの翌朝、靴下の中にプレゼントが入っているかもしれませんからね!(^o^*)
ですが、なぜ靴下をぶら下げるのか…?
その昔、サンタのモデルとなったニコラウスの伝説とされているのが、「貧しい家庭の子どものため、金貨を煙突から投げ入れ、偶然にもその金貨が吊るしてあった靴下の中に入った」というもの。
この言い伝えが広まり、靴下をぶら下げておくようになったのだとか。「幸福」という意味合いでしょうか。
偶然にしては、とてもありがたい言い伝えですね…!
日本ではオーナメントとしてツリーに飾ったりしますが、海外では暖炉の前に置いたりベッドにぶら下げたりします。
ちなみに、ブーツの中にお菓子を入れて商品として売っているのは日本だけだそうです。
りんご・ボール
知恵の木ともいわれるりんごの木。りんごの実は、豊かな実りや幸福などを象徴すると言われています。
アダムとイヴのあのお話にも関係してきますが、「生きる喜び」などの意味が込められています。
また、りんごの実は寒い時期でも栽培することができるため、生命力を象徴する、ヨーロッパでは馴染み深い果物だったこともオーナメントとして飾る理由になっていそうです。
なお、ボールはりんごを模したものです。
飾られているものに赤色がなんとなく多いな~?と思っていたんですが、このためだったんですね。
キャンディケイン
ステッキ型(杖)の細長い飴のことです。「ケイン」とは杖のことを指します。
赤白ストライプのものはペパーミント味(ハッカ味)やシナモン味のものが一般的とされています。
硬さが特徴のお菓子であり、その硬さからキャンディケインには「硬い信条」などの意味合いが込められています。
なお、赤白のものは「キリストの血」を、緑白のストライプは「永遠の命」などを表現しています。
昔は実際に食べられる飴を杖状にしていたようですが(保存食の意味もあるのかな?)、オーナメントとしては単にペイントされただけのダミーの場合も。
ジンジャーブレッドマン(クッキー)
男の子の人形のかたちをした生姜入りクッキーです。
生姜が入っていなくても、人形の形をしていればこう呼ぶことも。
生姜は病気の予防となると言われていて、「健康」や「無病息災」などを表しています。
当時、ペストが流行した際にイギリスのヘンリー8世が、生姜をとることが予防になると発表したため、ヘンリー8世の姿を表しているのだとか!かわいいですね!
人形の形だけでなく、家の形をしたもの、ハート型などもあります。
キャンドル・電飾
「光」を表すもの。クリスマスツリーからも分かるように、クリスマスというお祝いには、光が重要な意味を持ちます。
キリストを象徴するそのものであったり、「希望」や「明るい未来」などの意味が込められています。
キャンドルも電飾(ライト)も同じような意味があります。
綿・雪の結晶
色合いからも分かるように、「雪」を表しているようです。
綿は「スノーブランケット」、雪の結晶は「スノーフレーク」と呼ばれています。
柊(ヒイラギ)
古来より魔よけの意味がある柊(ヒイラギ)は、クリスマスツリーの飾りや、ケーキのデコレーションにも使われて居たりします。
柊には神秘的な力が宿るとされてきたためです。
キリストが十字架に磔にされた際、頭に戴冠している輪が柊で作られているとされています。
日本でも、節分の時には軒先に飾ったりしますね。
クリスマスツリーに飾られるオーナメントで、代表的なものをピックアップして紹介しました。
このほかにも、プレゼントの形をしたオーナメントや、モールなどもありますね!
クリスマスツリーのオススメ
先の項でも書きましたが、最近の人気はホワイトカラーのクリスマスツリー!
白色のツリーに青色のオーナメントを飾ると、とってもキレイ!
あとはピンク系でしょうか…!
もちろん、定番の緑色のツリーもいいですよね♪
緑色のツリーならば、オーナメントをカラフルにすると、楽しい雰囲気が出ますしね♪
クリスマスツリーの不思議
さて、ここでちょっとブレイクタイムというか、長年気になっていたことを解決しよう!のコーナーを設けたいと思います。
私の長年の疑問を解決したいがためのコーナーですが、アナタの豆知識として役立つかも?!しれないので、目を通してみてくださいね♪
その① なんで「クリスマス」ツリーって言うの?
「クリスマス」は英語では「Christmas」と書きます。
「Xmas」や「X'mas」などとも書いたりしますが、クリスマスがイエス・キリストの生誕を祝う日であるので、「キリスト(Christ)のミサ(mas/典礼という意味)」ということで、書くならば「Christmas」が本来の意味に近いのかな?と思います。
ただ、「Xmas」や「X'mas」と書いても間違いではないので大丈夫ですよ^^
なので、クリスマスツリーをもし英語で表記するならば、「Christmas tree」と書いておけば間違いなし。
その② ツリーの根元に置かれるプレゼント?
海外の映画などで、『クリスマスの朝、クリスマスツリーの根元にプレゼントがたくさん置かれていて、起きてきた子どもが大喜び!』なんてシーンをよく見ますね。
私は小さい頃、実家にクリスマスツリーはありましたが、とってもコンパクトなサイズのクリスマスツリーだったので、想像がつかなかったんです。
ずっと疑問だったのですこし調べてみたのですが、どうやら、『靴下に入りきらない分のプレゼントがツリーの根元に置かれる』という、とてもシンプルな答えだったようです。
先の項でも書かせていただきましたが、たしかにサンタさんにプレゼントをもらうために靴下をぶら下げるわけなので、一理ありますね。
クリスマスツリー まとめ
いかがでしたでしょうか。
クリスマスツリーの木には、古来よりモミの木がよく使われてきたんですね。
また、ツリーに飾るオーナメントにはそれぞれに意味があり、「健康」や「無病息災」「幸福」などを願って飾るものだということが分かりました。
クリスマスまで、あと約一ヶ月。近々クリスマスツリーを飾る方もいらっしゃると思います。
ご家庭で飾りつける際にお子さんとおしゃべりしながら、家族みんなでたのしく飾り付けができるといいですね♪
記事中の写真は、「写真AC」様、「ぱくたそ」様よりお借りしました。
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